石神井Int’lオケ、クニトオケのリハより帰宅。今日はどちらもチャイコフスキーの弦楽セレナーデをじっくり。うっかり楽譜を持参し忘れてパソコンをお借りする、コピーしに行っていただくなどのご迷惑をおかけしてしまった。。。反省である。  

ゆっくりと音を確認しながら積み上げる。合奏になると、一人で弾けば弾けている(気がしている)箇所もまだそれでは完成しないという現実に直面する。ただキレイに合えばいいというだけでなく、一人ひとりが自分以外の音をどれだけ聴けるか、というのが合奏の醍醐味だし、そのためにも全員揃っての「ゆっくり練習」は辛いけどその効果は絶大。今日の練習も実り多いものであることは、結果が示してくれることでしょう。

リハ会場へ向かう駅から石神井池あたりの道は金木犀の香。これも幸せ。

遡って午後はなかのZEROホールにて、東京フィル、マチネのコンサート。ゲストコンサートマスターに久々に山口裕之先生にお越しいただいてのルスラン、チャイコン(vn.)、展覧会の絵、アンコールにニムロッド。アンサンブルの機微を熟知する山口先生のリードは奇を衒うハデなパフォーマンス要素の微塵もない職人技。セクションの音も、弦の音も締まる。ごく小さな音でチューニングされた。囁くように。みんなが聴き合えるように。みんなが聴き耳を最大にして合わせるように。これで、このチューニングでアンサンブルの高い質が確保されたように感じた。若きソリストの福田麻子さんも自在の歌い回し、端正な美音、集中力も素晴らしく。気持ちの良い演奏会だった。感謝です。

明日はいよいよジュリオ・チェーザレ初日開幕。よく寝てがんばるよ。

おやすみなさい。よい夢を。

tacaco

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