6時半でももうけっこう暑いのだ。近頃の運動不足をどげんかせんといかんとガンバッて公園のラジオ体操に参加。カラダがカタイ。。。早朝の24時間営業スーパーで買い物をして帰宅。

午後は東京フィル、来る15日の「ハートフルコンサート」のリハ。新星日響の大きな財産の一つと言っていい音楽物語「窓際のトットちゃん」を久しぶりに上演する。その昔、入団したての頃かなりの回数を弾いたが、それでも当時の先輩方はそれこそそれまでにもうすでに何十回と弾いておられ「追いつかないなぁw」と思ったものだった。自分達の作品だ、というちょっと誇らしいような空気が、あの頃のオケにはあったと感じるのは今になってのノスタルジーからだけだろうか。作曲の小森昭宏さんはよくリハにも見えておられたが、数年前、私たちが地方公演をしている際に訃報を聞いた。一度聞いたら忘れられないトットちゃんのテーマが随所に形を変えて現れ、ユーモアに富み、洒落た和声、どの場面もその情景をくっきり浮かび上がらせる名曲だ。https://www.amazon.co.jp/dp/B00005EN91?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_A7D7F0YSWBHZQ4BAT5RR

2001年に新星日響というオーケストラは東京フィルと合併してその名を消した。一般の企業間での合併でもそう容易なことではなく、中で働く人々の軋轢は想像に難くないことではあるが、ましてやそれぞれの個性をウリに発展してきた二つの「芸術団体」の合併である。前代未聞。その後にも日本では例がないかと思う。中にいて、今もそこで演奏する者としては今現在、合併の「是非」を語るべくもないが、あの時のことは誰かが記録しておかなくてはいけないと常々考えている。合併後入団の奏者も多くなり、だんだんと記憶も薄れ良いことも悪いことも「思い出」の紗幕でぼやける前に書いておかなくてはならないと思っている。いろいろなことがあったのだ。不信、欺瞞、断絶。。いま私の泳ぐ「敵意の海」の潮流も遡ればそこへと繋がる。

さて。台風を迎え撃つ。

おやすみなさい。よい夢を。

tacaco

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