歳のせいなんである。この感じがこの数年、身にへばりついてきていて、そんな中でいろいろなものや人と別れてきたし、今も続いてる。今でも、会うは別れのはじめ、と覚悟ができていればああはしなかったろう、こうも言わなかったろうという後悔もあるものの、ただ淡々と粛々とそれを受け入れざるを得ない場面も多い。理不尽なのでと斬って捨てるにも時間が要るし心も砕くけれど、その重さはだんだん大きくなってくる。もちろん後悔ばかりではないが、もう関わること自体の負荷が多すぎるので、気分は出家したかのようでありながら、実際に「生きている」以上そうもいかないことも多い。

昨夜は久しぶりにまたオカシな夢を見た。

真っ白な狐がところどころ毛をカラフルに染められて(なのかまだらに色づいて生えているのかわからんが)、捕まえられている横を、通り抜けた。夢占いも諸説あり、狐さまは吉だったり凶だったり。

こんなに寂しい気持ちの夜でも、帰るところがあり食すものがあり、こうして吐露できる場もあり。感謝するばかり。

そんな中、新国立劇場「ラ・バヤデール」全公演が終演。マエストロ・バクランの、いついかなる時でも変わらぬ渾身の音楽に浸り、その実現に関われる幸せ。昨日楽屋口でお声がけくださったお客様は今日もおみえだった。なんとありがたいこと。支えられている。。

という、ちょっとしんみりなこどもの日のオトナの夜、更けつつ。

おやすみなさい。よい夢を。。。

tacaco

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