昨年の6月、世津子さんとのタッグで実現となったライヴにてご一緒させていただいた佐伯モリヤスさんが東京で演奏されるというので馳せ参じた。新宿は歌舞伎町のBLACK SUN Jazz Clubさんにて、俳優の坂西良太さんの読み語りライブ「良太の楽屋」にて、朗読と共にタブラを演奏されるとのこと、とてもとても楽しみにワクワクしつつ向かった。開演20分ほど前に会場に着くと完売の客席はすでにたくさんのお客様、熱気でムンムンだ。のちのトークで知ったが、坂西さんのお仲間の俳優さんたちがたくさんお見えだったようで、そういえばどこかで(テレビ等で)お見かけしたような気がする方々が。。みなさんなんというか「顔力」の強い方々がたくさん、流石!と思いつつ。開演前にしばし佐伯さんと再会を喜び合い、いよいよ開演。佐伯さんのタブラに促されるように坂西さんが登場、すっかり鴎外の「高瀬舟」の世界に獲り込まれた。語りと喜助、庄兵衛の声色の違いに驚いたのは序の口、いつの間にかすっかり目に浮かぶように展開する坂西さんの語りに没頭していた。役者さんというのはこうもすごいものか!と。後半の芥川龍之介の「桃太郎」にも撃ち抜かれた。書かれた当時の不穏な時代背景は今にもそっくり置き換えられるようでなおさら、胸に何かを突きつけられるようだった。二篇の合間にこちらもまた心打たれる、そして楽しいトークあり、佐伯さんのソロ演奏も楽しませていただいた。

昨年のライヴで衝撃を受けた佐伯さんの演奏の魅力を、今回あらためて聞かせていただいて、少し言葉にできそうな気がした。でも、まだだ。もう少し煮詰めて書きたいが、キーワードは「聞く」、だ。佐伯さんの演奏は「聞いている」のだ。いや、やはり今はまだうまくまとめられないのでまたあらためて。。w

そして後ろ髪を引かれつつ、終演後は一路、石神井へ。クニトオケ、石オケのリハーサルだ。いつもは西武池袋線・石神井公園駅から会場のふるさと文化館へ向かうが、今日はライブ会場からの移動だったので西武新宿線・上石神井駅から歩いてみた。いつのも石神井池の夕景は見られなかったが、これもまた趣のある道筋、夕暮れを味わった。

今日のリハは全体に「通し」練習、国登先生のイメージする音楽の流れを掴むことができたのではないだろうか。出席人数の少なめなパートもあったがそれはそれで緊張感あり、色々発見もあった気がする。終わって、軽くお寿司とビールの打ち上げののち先ほど帰宅。良き時間、感謝です!

という、充実の一日。ありがとうございました。

明日も元気にまいりましょう。

おやすみなさい。よい夢を。。。

tacaco

管理者

コメントを残す