オーボエコンクール、最終日の今日は受賞者と審査員の方々による豪華な演奏会。昨日6回!演奏したリヒャルト・シュトラウスのコンチェルトを1位受賞のMorenoさんと、指揮は審査委員長のマエストロ・シェレンベルガーと! 今日は1回しか弾けないのが寂しい。本心です。本当にこの曲は大好き。今回はマエストロの校訂した楽譜を使用、練習番号までアタマに入っているシェレンベルガー氏は暗譜で指揮。音楽がカラダに染み込んでいるかのよう。まずはバランスについて一言、昨日の演奏では全体にオケが大きすぎるところが多々あったのでもっと繊細に、と。途端に細部が見え(聞こえ)、ますます立体感が際立つ。またアイコンタクトをしっかり取ってくれるので、音楽が生き生きと動き出した感じ。そんなゲネプロ、というかリハを終えて、しばし休憩。

15時から開演、前半は客席でじっくり聞かせていただきました。クープランの雅な響き、チマローザ、そして古部さん、辻さん、吉田さんによるバッハ等々、オーボエの魅力を贅沢にふんだんに味合わせていただきました。昨夜半からの雨にもかかわらずご来場くださったたくさんのお客様と一緒に。。。

後半も袖でモーツァルト、ベートーヴェンを堪能、そしていよいよリヒャルトのコンチェルトです。Morenoさん、一段としなやかに天上の響きを聴かせてくださいました。なんと、ファーストネームがAngel、アンヘルさん、やはり天使だったのね。。昨日6回、そして今日の1回、本番というのはいろいろなことが起こるもので、まぁいろいろあったけれど、今日の最後の一回はそれを楽しむのが音楽さ!というようなマエストロの大きなリードで、また新しい世界が見えました。音楽ってすごいな。

夢のような3日間でした。天使たち、ありがとうございました。

すっかり冷え込むようになりましたね、夜。どうぞ暖かく、

よい夢を。。。おやすみなさい!

tacaco

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