お願い事と久しぶりのご挨拶を兼ねて叔父の家へ。叔父夫婦の家は、その昔、その親つまり私のおじいとおばあが住んでいた古い母屋?の隣に後から建てた新しい家。駅から歩いていくと、傘を持った叔父が途中まで迎えに来てくれた。空は晴れたのにポツポツと雨が降り出したのを案じて来てくれたのだ。角を曲がれば母屋の勝手口側が見えるはず、、と思ったら、古い家は跡形もなく、新たな住宅の建築の基礎が見えた。わー!と驚いて叔父に聞くと、昨年土地を処分し家を壊し早々に売れたのだそうだ。小さい頃数ヶ月おじいおばあと過ごした思い出のある、その匂いまで甦る古い家がなくなったのは少し寂しかったが、雨大丈夫そうだから迎えに来なくていいよと言ったのにわざわざ来てくれた叔父の温かさにその寂しさもすぐにどこかへ。

若い頃から綺麗な叔母も相変わらずの瑞々しい笑顔で迎えてくれて、立派に設えられたお仏壇にお線香をあげ、つもる話をし、用事を済ませ、目にも美しい手料理をご馳走になり、昼間からビールなどちょっと戴いちゃったりして、家の話、いとこたちの話、他の叔父叔母たちの話、とついつい長居。その間にも外はものすごい風が吹いて、庭の脚立が吹っ飛んだり自転車が倒れたりしてたけど、いいよいいよ、ってのんびり話し続けた。またお邪魔する約束もした。帰りはその強風の中、叔父が飛ばされそうになる帽子を押さえながら駅まで送ってくれた。年取ったなあ、叔父ちゃんちょっとちっちゃくなった?と思うとまた少し寂しい気持ちになったけど、元気で過ごしていてくれて嬉しい。世話になってばかりだ。。。

夏には完成するお隣の新築には若いご夫婦が来るのだそうだ。「ご近所若い人ばかりでありがたいのよ。こっちまで若い気になれて!」と叔母。いつまでも二人で元気でいてね。温かい一日。

明日は雨か。。。ひとつがんばってまいりましょう!

おやすみなさい。よい夢を。