東京フィル、NHKにてとあるリハーサル。その後、恒例「らぽをる」へ。今日はいつものスタジオではなく、たま〜にお邪魔するスタジオにて。着くなり、来月に迫ったラフマニノフのソナタを弾かせていただき、厄介なところを重点的に確認させていただいたり。ふぅ。がんばろう。お若い方々の爽やかな演奏も聴かせていただき、清々しく、帰宅。
それにしても寒いことよ。
今日のリハで、指揮者が「そこはまだもう少し禁欲的に。。」と。こういう言葉での指示があると、ついついその言葉そのものについていろいろ考えてしまうクセがあり、その時もその瞬間からファンタジー?が広がり。「禁欲」にするには欲がないことには始まらんわけだけど、じゃあ欲丸出しの演奏だったか、っていうとそうでもなさそうで、つまりなんか抑制されてない、(無防備に)拡げちゃった感じがあったのか、と理解した。何かを表現するときに、そのグラデーションの豊富さはとても大切でその匙加減を楽しみたいと思いつつも、言うは易し。抑制すべき欲望や力をうちに秘めて且つそれを抑制した表現として実現できる、ホンモノのオトナの実力を身に付けたい。。。
禁欲も、享楽も。
おやすみなさい。よい夢を。