午後はジゼル・マチネ。三日ぶり。

終わって夜はピアニスト・平野裕樹子さんと拙宅にて年末のコンサートの打ち合わせ。演奏しているときはもちろんのこと、こうして作戦会議をするのも大きな楽しみの一つ。素敵なアイディアをたくさんいただいてカタチになりつつあるワクワク。今後のもろもろもご相談。駅までお見送りがてら少々お散歩。冬だ。。。。

ふと思い立ち、YouTubeで昔の「白い巨塔」を見る。まだ幼い頃、強烈な印象を持って毎週見ていた記大切な作品。冒頭の「財前教授の総回診が始まります」からのオープニングテーマに始まり、それぞれの場面でさりげなく使われる音楽もへんに煽ったり出しゃばる感じがなく、それぞれに相応しく安心。また日本語が美しい。罵る言葉さえ丁寧。東教授のおうちでの会話など、東夫人は相当えげつないことを毎度それはきれいな言葉で仰る。それを嗜める娘の佐枝子も「お母さま、私はそうは思いませんわ!」、また東教授も苦々しい表情ながら決して語を荒げることなく「もうよしなさい」と感情を抑えて。もう40年以上も前なのか!登場するほとんどの役者さんたちはもう亡くなってしまったが、その演技の素晴らしいこと。いいものを見て育ったわ私たち。原作の骨組みの巧みさ強さに加えて、じっくり時間をかけてよいものを作ろうとし、それができた時代。名作。数年に一度訪れるマイ「巨塔」ブームが今夜突然来た。年を経て見るごとに財前派、里見派、見え方が変わる。花森ケイ子は永遠に憧れ。

さて明日はジゼル・ソワレ。よく寝てがんばりましょう。

おやすみなさい。温かくよい夢を。

tacaco

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