写真を撮る気分も余裕もなく過ごしてしまったなぁ。バタバタしてたけどやることは8割がたやれたからまあいいか。外はシトシトと雨っぽいので除湿をかけたまま。この雨がひとしきり過ぎたら本格的に秋が来るだろうか。

午後は蝶々さんGP。いよいよ明晩初日が明けます。

蝶々さんを弾きながら考えたこと。プッチーニの音楽はもちろん素晴らしくて、弾いていても幸せだしマエストロ・バッティも歌のみなさんも最高!なんだけれど。。。ゲンナリする、日本以外から見た「日本」のイメージ。「(お人形のように)大人しく従順な女」「15歳。もうおばあさんですわ」「(僕のために)リスのように(ちょこまか動き)着物の帯を解くおもちゃのような娘」なんだかなぁ。自分(ピンカートン、ヤンキー・ヴァガボンド)の好きに解消できる一応「999年」契約の家、結婚。ピンカートンを想ってキリスト教に改宗までしながら最後は「家」に縛られ、「義」のために子供を残し自ら命を絶つ「誇りある武家の女」。。うーーーん。。。。どうやって。。。。うん。音楽の素晴らしさに集中しよう。     共感できるのはやはり「カルメン」だな。

オペラのパートを弾いていて面白いのは、交響曲やソロのそれよりも、ボヤけないといけないところがたくさんあること。例えば映画の市場の場面で漁師である主人公がバーンと抜かれてる時に背景にセリの声や、ただ横を通り過ぎるオバチャンが映ったりするわけだけど、そんな役回りを表現するチャンスがあること。ただ「はいよ!」っていうだけだったり、魚を焼いてる匂いみたいなことを大真面目でソロトーンで弾いて浮き上がってしまうとおかしな具合になる。無限に音色のパレットが要る。そんなことを楽しみながら弾いている。

明日はいい写真が撮れますように。もうちょいやることやって、お風呂入って、よく寝ましょ。

おやすみなさい。よい夢を。

tacaco

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