チャイコフスキーはオトナの音楽だなあといつも思う。オトナがコドモに話しているよう。わかりやすく、でもきちんとオトナの言葉で。とても繊細で、どんな言い方をしたら相手がどう感じるかをいつも頭の隅に置いて話している感じ。でも足りないところはなくて、自信に満ちて、それはまるでどこが痒いかを言わずとも察してシャンプーしてくれる美容師さんのようであり、言わずともその料理にあったワインをサーヴしてくれるソムリエみたい。テクスチャーで言えば絹というよりベルベット、でも触感はどちらかというとひんやりと。どんなに熱くなってもどこか一点強烈に醒めてる感じ。
そんなことを思いつつ初日、新国立劇場「くるみ割り人形」が始まった。初日から昼夜二回、ダブルヘッダー、がんばりました。
今日のごはんは玉子焼きやら、終演後はいただきものの具沢山豚汁。有難し。
明日もくるみマチネ!楽しみ。
たいそうな寒さ!あたたかく、よい夢を。おやすみなさい。