おっくん。のリサイタルに行った。この秋、国内の2大コンクール入賞を果たした注目のバス。2年前にもコンクールの際、東フィルで初めてご一緒し、その後ジルベスターでも合唱メンバーとして共演、打ち上げで気さくにお話ししてくださったのをきっかけに、追っかけているw  先日の本選でもご披露くださったボイトのメフィストーフェレや、レポレッロからスカルピアまで、さまざまなおっくん。を楽しませてもらった。共演のソプラノ・林真悠美さんの清々しくも安定したお声も佇まいも素敵。そしてピアノとお話をご担当の河原先生の大変に興味深いお話の数々も今日の演奏会の大きな魅力の一つだった。おっくん。のキラキラした声が小ぶりの上品なホールに満ち満ちて、カラダに良い。バスに「キラキラ」の表現はどうかとも思うが、ギラギラではない清潔感と輝きにはやはり「キラキラ」だ。う〜ん。語彙。。。益々の活躍をお祈りするし、いつかオペラの舞台でご一緒できたら、と夢みる。そう、いい音いい声は体にいいのだ。邪気を飛ばしてくれるようなそんな感じ。

会場の紀尾井町サロンホールは数年前にワックスマンのカルメンファンタジーを弾くという自爆テロを決行した場所でもあるし、母校・上智の近くでもあり、なんとなく懐かしい界隈にあり。赤プリはもうなくなってだいぶ様子は変わってしまったけどね。 記念すべき初リサイタル、素晴らしいひと時をいただきました。おっくん。ありがとう。

朝には「本番で心底自分が楽しめてないと、お客さんにとっては中途半端なものにしか映らない、お客さまは楽しめない。だから心底楽しむために、基礎をみっちりやるのだ」という意の、こちらも尊敬する先輩演奏家のFacebook投稿にう〜ん、なるほど、とガツンと目を覚まされ、午後にはありがたくもそれを身をもっての幸せな体験、みたいな1日✨

暖かく、良い夢を。おやすみなさい。

tacaco

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