ようやく更新。新潟以来ってことは、12月の諸々がほとんど書けていないという事かぁ。

いろいろありましたねぇ、12月。師走。地上に生きる多くの人々にとって今年は大きな苦難の年であり、その意味でもいつにない特殊な年末なのだけれど、それはそれでいつも通りの、それなりの忙しさを感じる年越しになっている。

 ちょっと振り返ってみます。

文化庁の学校公演は新潟から栃木県へ。日光市の2つの学校へお邪魔した。そのうちの一つは今市小学校。昔は「今市市」があったのだけれど、今は日光市になっている。実は今市は父方の本家があり、あのあたり手塚姓が多い。親戚はもちろん、お世話になった方もいて、「行きますよ〜」とご連絡していたのだがこのご時世で外部からの参観が許されず、終演後目掛けてわざわざ会いにだけ来てくださった。ご足労をおかけしてしまった。どなたでも安心して演奏を聞いていただける時が早く戻りますように。

 その次の週には、来月23日のトリオの初合わせをした。ピアノのゆきこさんとは6年ぶり?の室内楽、チェロのうっすんとは4年前くらいのオケの韓国公演以来の再会、アンサンブルは初めて。うっすんは歌も歌ったりするし、やりたいことに共通点がめちゃありそうで、そういうのはやはり音楽にも強烈に影響して、とても息があった(と思った、私は、ねw)。そしてゆきこさんのピアノは誠実で、包容力がある。これ、最近も別の機会に痛感したのだけど、演奏は「まんまその人」が出るよね。そんなわけで、とても楽しみなコンサート。

 そして東京フィルの第九。コロナ禍中の「合唱つき」演奏会ということで、テレビの取材なども入ってたみたい、、ちょっといつもとチガウ雰囲気でリハが進んだ。3回の本番、どれも尾高マエストロの渾身のタクトのもと、印象深いものとなったが、なんといっても白眉は「合唱」。とにかく素晴らしかった。ディスタンス等考慮し総勢わずか40名の「新国立劇場合唱団」精鋭部隊だったが、人の声の力を存分に味合わせていただいた。特にオペラシティでは合唱が舞台後方と左右のバルコニーに配置されたこともあって、まるで天から降り注ぐ声だった。

 第九の後は、今年4月の上演予定が新年1/5,6に延期となった二期会オペラ「サムソンとデリラ」のリハ。これはまた超楽しみ。詳細は近々。

 まだまだあるけど今日はここまで。今年もあと約24時間!

tacaco

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