先週末と昨日、コロナ禍中久々の演奏旅行がありました。とは言ってもどちらも一泊ずつ。それでも久しぶりの東京脱出は心躍るもの!まずは3日、大和市でのコンサート。親友・たまちゃまがご来場、ドヴォルジャークの八番のシンフォニーの盛り上がり、喜んでいただきました!久しぶりの再会を味わいつつしみじみお茶をするもそこそこに、長岡へ向かいます。長岡に着いたのは21時過ぎ。軽く、ホテルのバーにてお気に入りを一杯。

Bar辛夷。なんだか落ち着きます。

 早々に就寝し、翌朝は信濃川までお散歩。

 たっぷり1時間半ほど歩いてホテルへ戻り、いざ出陣です。ホールまではタクシー。折しもこの日は長岡市長選挙投票日だったので、運転手さんとなんとなく政治の話も。長岡と言えば田中角栄さんのお膝元。「いやあ、角さんみたいな、あんな政治家は二度と出ないねえ。なにしろ女性の人気が凄かった。あんな顔でねぇ(笑)おばあちゃんから若い人までみんなファンになっちゃうんだよ。男はもちろん惚れ込んじゃうしね。」と運転手さん。

 未だ使用可能座席は半数なのですけれど、ほぼ満席のお客さま。ありがたいことです。長岡は東京フィル事業提携都市として度々訪れる機会がありますが、いつきても、何度来てもホッとする大好きな街。次のチャンスが待ち遠しいです。

 そんなこんなで無事終演し帰京。この日は私の誕生日だったので、帰宅後友人と近所の餃子屋さんで一献。祝っていただきました。もちろん密はきっちり避けて、安全に、気をつけましたヨ!

 さて、昨日10月7日は松本へ!朝8時ころ家を出で、新宿からあずさにのって松本へ。今日のホールは松本から大糸線の島内が最寄り駅なので、松本での乗り換え時、寸隙をついて名物?山賊焼きをがっつりいただいてから島内へ。

 ご当地出身の当団首席フルート・神田勇哉さんによるChaminadeのコンチェルティーノの妙技、(オケ中でもウィリアムテル序曲の見事なソロ!!)、武満徹さんのFamily Tree、三ツ橋マエストロのエネルギッシュな「運命」、とこれまた充実の演奏会を経験できました。感謝です。

 そして今朝早くにはもう東京へ。

 今回はどちらも束の間の旅ではありましたが、やはり旅はいいなぁと痛感。日常を離れ、移動して身を置く場所を替え、見える風景を替え、違う空気を吸い、新しくひとと触れ合う。

 ひとところにいたとしても心の中には、いつも旅をしているように、清新の気を。

tacaco

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