呆然。まだ言葉が思うように出ないが。秒で完売、38年ぶり、孝玉の「東海道四谷怪談」、光栄にもお声がけをいただき、歌舞伎座に。玉三郎さま、38年前の初役以来のお岩さんだそうで、筋書きによれば「怨念ものの重さに魂が疲れ果て、ずっと避けてきた」とのこと。なるほど、と頷ける「怨念」を観た。毒を盛られて変わり果てた面相を鏡で見ての「これが私の顔?」、伊右衛門、伊藤家の企みを知っての「恨めしや」の声に、文字通りに背筋がゾッとした。そして孝さま(仁左衛門)・伊右衛門のむしろもう清々しいほどの豪悪っぷり。最近のわたくし的「悪い男」といえば、オペラ「ルル」のシェーンが筆頭だったが、この度更新?w
反芻しつつも
怨念はひとまずおいて。安らかな良い夢を!おやすみなさい。