オーケストラでもアンサンブルでもなんでもそうだけど、自分以外の音をどれだけ聴けるかだなぁ、とつくづく思いながら弾いたわ。ブレンドされた完成形をどれだけ想像できるか。自分が音を出さない指揮者の仕事はまさにそこからなんだけど、弾く側が音を出す時に自分の音しか聴けてないようだとかなりキビシイよね「ワタクシ弾いてますっ」って感じで。いや、ソリストとかはその比重が大きくなるし、テンションが違って当然なんだけど、オケの中って、みんなが音出してるわけで、自分の音が難なく聞こえるヴォリュームで弾いてるって時点で相当その音、デカ過ぎよね。みんながそれやったらエラいことになるわけで。ヨソ様の音色と擦り合わせながらというのが醍醐味だもの。あと大切なのは、興奮しないこと。アンコントロールになりやすいから。他を聴く余裕がなくなるから。結果、出来上がりが聞く人を高揚させればいいのであって、自分が興奮してどうする、っていうね。興奮のフリ、って場合もあるけど、ジェスチャーよりは音で、音楽で示したい。余分な動きも他人の妨げになることの方が多い。テンポを示すのは指揮者だけでいい。オケの場合ね。
などど考えた。自省、備忘。
蝶々さん初日が無事明けました!昨日の続きになるけどwストーリーはともかくプッチーニの繊細なハーモニー、求められる音のシルクのようなテクスチャーはなにものにも代え難い魅力。明日のマチネも楽しみです。がんばるよっ http://www.nikikai.net/lineup/butterfly2022/index.html
今日も夜の本番までは引きこもってお勉強と、ヴィオラお稽古。写真は劇場へ向かう途上と楽屋入口のモノのみ。
おやすみなさい。よい夢を。