音楽するのに正解を求めるとちっちゃくなっちゃうんだよね。まして「誰か」にそれを求めすぎると。正解は創っていくもの。そんなスタンスの人と演奏するのは楽しい。余計なこと考えずに自分に合わせろ、みたいのは最悪だ。リーダーの難しいところはそこ。好きなようにやらせておいて、目指す高みへ導く。考えなしにただついていく者をまとめるのがリーダーの仕事ではないよね。煩いほど伸びたがってる葉っぱを上手に剪定してカタチにしていくのが醍醐味だと思うんだけどね。フラットな目線がないとできないこと。あとは、葉っぱが健全に伸びたがってる状態にあることも肝要。

なんてことを考えつつの、今日はダブルヘッダー。

ミーシャが元気で嬉しかった。関係筋や当局には叱られるかもだが、ミーシャとはマエストロ・プレトニョフのこと。前回の「我が祖国」の定期にはクジが外れてw乗れなかったので、久しぶりだ。私が見た今までのミーシャで一番エネルギッシュ。リハ開始の時、(飲みかけであろう)コーヒーカップを手に現れてそれを指揮台にちょこんとおいて、ご自身の編纂による「白鳥の湖」からのリハだったので「チャイコフスキー!」と一言、そして徐にタクトが下りた。ナチュラルで大きな音楽。幸せな時間。https://www.tpo.or.jp/concert/20220608-01.php

そして夜は千住真理子さんとのリハ。ショーソンのポエム、メンデルスゾーンのコンチェルト、そしてお兄様、千住明氏の「風林火山」「Return to the forest」。意欲的なプログラムはこれでもまだ半分で、明日夜もう一度あるリハで、ヴィヴァルディの四季、お兄さんの「四季」も!  素晴らしい。 音楽に真っ直ぐで品位のある向き合い方、佇まい、大好きな音楽家の一人だ。指揮は岩村力さん、作品一つ一つにとどまらず「音楽」そのものへの溢れるリスペクトの感じられるアプローチにいつも心服。明日も楽しみ。https://marikosenju.com/concert/20220611/

朝の雨が続いて、この2日歩けていないので明日は朝だけでも止んでほしいなぁ。。な、梅雨。

おやすみなさい。よい夢を。

tacaco

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