昨日の「後悔」は杞憂に終わる。と考えてよいような感触を得られた一日。ありがたい。が、やはり発言には充分気を配り、言葉を選ばねば、と反省。
徳仁親王・著の「テムズとともに」、読了。名文。報道などで語り口を耳にする機会があるだけに、そのお声で語られるのが聞こえてくるような文章。なぜ読もうと思ったかというと、これもYouTubeのとある動画で、どこか海外を訪れた際にインタビューに答えておられたのだが、それが何を読むでもなくアドリブ?でお答えになりつつも滔々と澱みなく当地の地名やら建物の名前など繰り出しつつ、インタビュアーが尋ねた以上の事柄や感想を活き活きとお話しされるのを聞いたからだった。それまでは折々の「会見」と言ったような場面で、ある程度下書きがあるであろう定型のお話の様子しか知らなかったので、俄然、その人となりに興味が湧いてしまったのだった。
その後のご自身を思えばこの留学が限られた貴重な自由であることを深く心に留めながら過ごす時間であることを敢えて記された箇所がいくつかある。次に訪れるときはこのような自由はないであろう、といった言葉には、その覚悟にこちらの胸もきゅっと引き締まる思い。また各所での食事の味についての評、感想が思いの外多いなぁ、と思いつつ読み進めていくと「たかが食事のうまいまずいではないかととも思われるが」美味しいところには人(学生)がたくさん集まり、交流が生まれ話に花も咲くので重要なのである、とのこと。なるほど。そのほか学業はもちろんテニスやもちろんヴィオラを演奏されたひとこまについても細かく書いておられ興味深く読んだ。お人柄にますます惹かれることとなった一冊。復刊に寄せてのお言葉にはいつか雅子皇后と訪れたい、とあるがこの六月には実現の模様、よいご旅行になることでしょう。
さて、午後には「ラ・バヤデール」昼公演。今日は一回だけw 全公演の半分が終わりあとは今週末の四回を残すのみ。しっかり充電して、がんばります。
終演後は久しぶりのゴッドハンドに癒してほぐしていただきました。ガッチガチでした。
では
おやすみなさい。よい夢を。。。