耳福。

夢遊病の女、ドレスリハーサルである。マエストロの気魄も一段とものすごく、それが舞台上の磁力と反応。アミーナのあまりに素晴らしい歌唱に一箇所出そびれちゃったよ。一回やらかしとけば次回は大丈夫!w こうやって至福を味わいながら音を重ねていく経験は何よりも身につき、実になる。幸せ。

ベッリーニのオペラではヴィオラパートにハーモニーの持続音が委ねられることが多い。オルガンのように、中声部で、ずーっと音を伸ばしつつハーモニーの変遷を語る。他の場合にありがちな「んちゃんちゃ」とか「んたらたらたら」というのはなんとヴァイオリンが受け持ち、私たちは持続音を受け持つのだ。これが気持ちいい。そして、肝なのだ。ラーメンで言えばスープ。出汁。このやりがいを感じる日々。

もちろん「んちゃんちゃ」もたくさんあって、特に終わり近くの「んちゃ、んちゃ」の続く箇所はマエストロの指示により連続アップボウ。ちょい疲れるし技術的にも気が抜けないのだけれど、それをやってる私たちを見るマエストロが妙に楽しそうで、なんだか嬉しくもなる。

夜に買い物をしたら¥777のレシート、明け方に見た夢にはなぜか小沢一郎氏が出てきた。親しく話をしていたっぽいが、詳細はもう記憶にない。 そんな一日。

おやすみなさい。よい夢を。。。。

tacaco

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