目下、発足しつつある?われらが弦楽四重奏団「String Quartet 凛」のリハーサルでした。午後いっぱい目いっぱい取組みましたw

まずはショスタコーヴィチのカルテット8番から。前回の復習を兼ねて1楽章から。2楽章、3楽章と進み、ついには(私の)想定外の4、5楽章まで!💦。DSCH(ドミトリー・ショスタコーヴィチ、作曲家自身の名前の略、音にすると『レミドシ』)の連呼されるこの曲には「ファシズムと戦争の犠牲者に想いを寄せて」との献辞があり、さらには作曲家が友人に宛てた手紙には「これは圧政によって精神的荒廃に追い込まれた自身への献呈、追悼の曲である」と。。。そんなレミドシ、である。叫びである。

いわゆる「平和」な時代に生まれ、幸いにも今のところそこまでの抑圧を受けることなく生きてきた私たちがこれをどう表現できるのか。。。そう思って世の中を広く見れば本当に「あの抑圧の時代」は終わったのかと疑いたくもなるような現実ばかり。人は学ばないの? 繰り返してはいけないことは繰り返さないよう一つずつ丁寧に向き合いたい、などと思いつつ、楽譜を読む。もっと読み取りたい。

続いてベートーヴェン、ハープ(弦楽四重奏第10番)。今日は前回の続き、3楽章から。こちらも(私の)想定外💦の4楽章まで網羅し、ひとまず二曲の見通しがついた、という感じ。今日のリハでもたくさんの「名言」が生まれた。「追いクレッシェンド(すでに全体的なクレッシェンドがある中でとどめを刺すようなクレッシェンドの意)」、「『へっへっへっ』(シニカルにバカにする)の箇所と『ぐぅおぉ〜ん』(マジで圧をかけるところ)の箇所」などなど、その言葉のチョイスに爆笑しつつの真剣なリハ。こういった言語感覚の共有というのは非常に大事で、演奏はもちろんのことこのセンスが合うか合わないかはとても重要、と感じる次第。

あっという間の数時間の後は、韓国居酒屋にてこちらもまた楽しく充実のひととき、お疲れさまでした。ありがとうございます!

というわけで、明日も元気にまいりましょう!

おやすみなさい。よい夢を。。。。。

tacaco

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