1981年秋冬のTBSドラマ「想い出づくり。」をU-NEXTで観た。先日くにぴと会った時に話題となり、あのザンフィルによるテーマ曲を歌いながら盛り上がってしまった、アレだ。懐かしい。計算すると、高校生くらいだった頃のようだ(ぼやかす)。田中裕子、古手川祐子、森昌子演ずる3人の女友達の「適齢期」の乗り越えが描かれる。3人とも若く、それはそれは美しいのだ。ストーリーは今の時代からはきっと想像もつかないであろう、当たり前に横行する「男尊女卑」、今で言う「セクハラ」案件、「クリスマスケーキ」や「嫁入り前の娘が」などといった言葉(死語?)が散りばめられ、我が世代のことながら、時代を感じる。あんなふうだったのよ、うん。数十年を経て見てみたら続編が見たくなったよ。3組のカップルはどうなったのだろう。最終回の最後の方に、ちょこっと未来を描いた場面があるのだけど、そこでは3人ともそれぞれの小さい子供たちのてんやわんやに追われながらも幸せそうでいて、なんだかあんなに「結婚」に夢をみて、こだわって、抵抗したのにこうなっちゃった、というのを見せられて、ちょっと興醒めした。結局それでいいんかい!と突っ込みたくなったよw 問題提起はしたけど結局は「女の幸せは家庭にこそ」というオチに、え?となった。昔見た時はそんな違和感を感じなかったのだが。。。私の現在型は彼女たちのパラレルワールド、あり得た道なのだ。

「若いうちはいいわよ、でもね、40、50になって一人でいてどうするの?」というオカンたちの問いに、「こうしてます。」と答えましょう。時代は確かに変わったのだ。。。

脇を固める役者さんたちがまた凄い。前田武彦・坂本スミ子の夫婦なんて、今考えただけでも迫力ありすぎる。児玉清、佐藤慶のお父さんてのもすごいんだ。40年前の東京の風景も懐かしい。新宿の高層ビルの周りはまだ広々としていたり、すでに当時古びていた歩道橋や、雑多な感じのネオン街の看板など、我が時代の原風景。父も母も、み〜んな遡ったこんな風景を心に持っていたのだと思ったらグッときた。

さて、

おやすみなさい。よい夢を。。。

tacaco

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