「アンドレア・シェニエ」の一日です。今日はゲネプロ。夕方から始まるゲネプロに備えてさらったり、楽譜チェック、スコアを見たり音源や映像を見たり。フランス革命という巨大な時代のうねりがある意味テーマでもあり背景なのだけれど、このオペラの肝はその複雑な心理劇であって、なかなかにわかりづらい面も多々。だってね、オペラといえば!出会って恋に落ちて色々あって最後はみんな死んじゃう、ってのがほとんどで、まあざっくりいえば本オペラもそうなんだけど、シェニエにしろジェラールにしろ、微に入り細に入る心の葛藤がそれはそれはとても繊細に描かれてるのよね、それだけに分かりにくいし、だからこそ現実っぽい。ヴェリズモ。ことのほか芝居味(み)の強いオペラかと。そうなると俄然なおさら求められるのがオケの音楽性なんですね。どの音にもパズルのピースをはめるが如くの替えの効かない、その場に相応しい演奏、音質なり音色が求められるというような厳しさを、痛感しつつ弾いています。今回、ヴィオラセクションのまとめ役として諸々至らぬながら務めさせていただいております。

作品の偉大さの前にはいろいろ足りない部分あれど、ベストを尽くして明日は本番です。がんばってまいります!

フィオーレ・オペラ、ぜひご覧いただきたいです。指揮者・矢澤さんをはじめ歌い手の皆さんや、演出の角さんのお話をこちらでご覧いただけます。 https://youtu.be/UOD7MBv1f3A?si=W4pBGf8OgMkSH1WS  ぜひご来場お待ちしております! 

詳細はこちらです。https://fioreopera.org/performance/post-8.html

というわけで、寝ます。

おやすみなさい。よい夢を・・・・

tacaco

管理者

コメントを残す