それにしても弓のスピードが全てを決めるね。音色も、フレーズも。奥深いことです。それと、弓の毛と弦の接点をどう作るか。健全な接点でないと音の立ち上がりが作れないので、「はっきり発音」=「アクセント」になってしまいがち。クリアな発音とアクセントは別物。アクセントにもいろいろあるけれど、弦にかける重さの調節や弓のスピードをその直後にどのようにするかで多様性が広がる。あとは弓を返す時に速度が急に速くなったり、逆に一旦止まってしまったりすることによって、フレーズが不恰好になることも、散見される課題。これには裏拍をどう感じてるかが重要。例えばボレロの有名なリズム。最初の八分音符をガチっと止めて弾いてしまうと次の16分音符の三連符との関連性が死んでしまって音楽が一拍ごとに止まってしまう。16分音符三連符を裏拍として感じられていれば、その大きな一拍分(四分音符分)を一塊に捉えられるので音楽が続く。ちょっとの違いでだいぶ違うんだよね。。。。音楽の細かいことを言葉で書くのは難しい。覚え書きです。
今日はいろいろ懸案事項に手をつけられて、少し充実感あり。
彼の地の状況はずっと心のどこかに。マエストロ・バクランのご無事を祈りつつ。
おやすみなさい。平和を。