今日のごはんは満点。またぶたじるw
白鳥湖舞台稽古二日目。よく考えたら演奏するばかりできちんと舞台を鑑賞したのはどのくらい昔か。。。弾きながらはとてもそんな暇ないし、あっても舞台の前方しか見えないし。それでも十分満足してしまうチャイコフスキーの素晴らしさ。その昔経験したフェドートフ氏やジュライティス氏といったロシアの名匠はみな、フレーズを長く捉えることを繰り返し強調。見える地平線、水平線の長さのケタが違うのだろうな。カンヴァス自体が大きくて、てことは近寄って見ると細部まで繊細に描きこんであるような。全体が壮大だからついモリモリ弾きがちだけど、実は繊細なpがとても大切。すると、その大きな絵全体を離れて観たときにより鮮やか、ゴージャスになる、的な。今回のマエストロ・マーフィーもよく「gorgeous!」と親指を立てる。チャイコフスキーはgorgeousでなんぼ。豊かな音で満たしたい。
今夜はいまから、クラシック音楽をやっていてロシア語も齧ったにしては不勉強ながら、最近有り難くも出会ったこの本を読む。
秋の夜長。
冷えます。暖かく、よい夢を。おやすみなさい。